歌舞伎俳優の市川染五郎が監修し話題を集めた「歌舞伎フェイスハ?ック」の第2弾が、12月12日に発売される。今回のテーマは「寿」。歌舞伎のおめでたい演目として正月公演で度々上演されている寿曽我対面（ことぶきそがのたいめん）と操り三番叟（さんばそう）の2作品の隈取に着想を得て、父の仇を打つ曽我五郎（そがごろう）のむきみ隈と、祝いに踊る三番叟の戯れ隈（ざれくま）をフェイスパックのデザインに採用している。

一心堂本舗か?展開するフェイスハ?ックシリース?は、「美しくなりなか?ら歌舞伎役者にもなれる、日本の新しいお土 産」をコンセフ?トに、これまて?「上野動物園協力 動物フェイスハ?ック」や「劇団四季キャッツフェイスハ?ック」、「山本寛斎フ?ロテ?ュース ファッションフェイスハ?ック」、ハロウィンに適した「モンスターフェイスハ?ックシリース?」なと?数々の商品を販売。約1年て?累計約35万個を売り上け?ているが、特に人気が高いのは「歌舞伎フェイスハ?ック」だという。

シートにしみ込んだ美容液には、3つの美容成分（ヒアルロン酸Na、加水分解コラーゲン、ビタミンC誘導体）と、3つの和のエキス（ツバキ種子エキス、チャ葉エキス、サトザクラ花エキス）を配合。美しくなりながら、歌舞伎役者に変身できます。

上野動物園とコラボし、動物をモチーフにした『動物フェイスパック』

動物フェイスパックは、上野動物園で人気者の、ジャイアントパンダの”リーリー”と”シンシン”を、またスマトラトラの”クンデ”をモデルにし、細部の模様までこだわって再現。顔に付ければ、動物に変身してリラックスタイムが楽しめる。

パンダとトラにちなんで、クマザサキスも配合されているので、お肌にハリと潤いを与えてくれる。また、シートの輪郭にはヒゲや毛先がついていて、このさりげないこだわりが秀逸。

実際に顔にのせれば、まさに、パンダとトラに変身。このフェイスパックの売り上げの一部は、絶滅危惧種に指定されているジャイアントパンダ、スマトラトラの保護するために寄付される。キレイになれて、しかも保護に貢献できるなんてなんとも素晴らしい!

モンスターフェイスパックは、ハロウィンの起源でもある中世ヨーロッパの民族ケルト族の風習がはじまりとされ、ケルト文化では1年の終わりである10月31日を収穫祭としていたが、同時に悪い妖精、魔女、霊などがやってくると考えられていた。そこで魔除けのたき火を焚いたり、子ども達に悪さをしないようにと、お化けや魔女の格好をさせてカモフラージュさせた事が起源と言われている。

そこで一心堂でも、手軽に美容ケアもでき、さらに付けている間も鏡を見て、また人に見せて面白い吸血鬼、フランケン、狼男、スケルトンの4種類の顔をフェイスパックにプリントし、装着すればリアルモンスターに手軽に変身できちゃうパックを開発。

吸血鬼フェイスパックは、白いベースのパックの目元にはコウモリ風のペイントに、口元には牙と垂れる血液が。

スケルトンフェイスパックは、ちょっとヒビが入っているのがポイントで、美しい歯並びも目をひく。スケルトンのようにガリガリではなく美容液が浸透しているから、モッチリお肌になれるよ。

フランケンフェイスパック、グリーンベースに額や頬、口元に縫い傷が…。なんとも恐ろしいフランケンがパックになると、こんなにもリアルに。

狼男フェイスパックも登場。ガルル〜ッと言っている風に、眉間にシワを寄せているのがポイント。太い眉毛と牙もついている。これなら男性がつけても良さそうだ。さらに西洋では魔除け効果があると言われるローズマリーも配合。

日本を代表するファッショんデザイナー山本寛斎プロデュースによる『ファッションフェイスパック』を2014年9月21日(日)より発売する。

ファッションフェイスパックは、山本寛斎がロンドンで行ったファッションショーのメイクを元にして作られ、このショーメイクは歌舞伎の隈取りがモチーフとなっている。山本が好む日本の美意識の一つである婆娑羅(バサラ)の精神(侘び・寂びと対極にある、粋で華美・奔放な振る舞い)を反映した鮮やかでサイケデリックな色の組み合わせによって表現されている。男性用・女性用をセットで発売。

パックで美しくなりながら、ファッションショーのショーモデルにも変身できるユニークなアイテムだ。

元になったショーメイク

1971年、日本人で初めてロンドンでのファッションショーを開催した山本寛斎。その後、パリ・コレクション、ニューヨーク・コレクションにも参加し、その既成概念を突き崩すアヴァンギャルドなファッションデザインは若者からの圧倒的な支持を得ている。

市川染五郎が徹底監修　歌舞伎の「隈取」がフェイスパックに

　同商品は当時学生だったデザイナー・小島梢氏が、東京ミッドタウン主催のデザインコンペ「Tokyo Midtown Award 2008」で準グランプリを受賞した作品。製品化にあたり、歌舞伎の定番で人気が高い赤い隈取『暫（しばらく）　鎌倉権五郎景政』と、青い隈取『船弁慶（ふなべんけい）　平知盛の霊』の2種類を染五郎がチョイスした。子どもの頃は“かぶきごっこ”をすることが遊びだったと語る染五郎は、「赤や青で顔に筋を描くメイク「隈取」も母の口紅をこっそり使って変身していました。“歌舞伎で遊ぶ”。それを皆様にも是非！！」と推奨している。

「暫」のモチーフにされた役柄は、悪人から人々を救い出すヒーローとして知られる鎌倉権五郎影政。平安時代に活躍した武将で、神奈川県の旧鎌倉郡にあたる地域の多くの神社に奉られています。青と黒を基調とした「船弁慶」のモチーフは、同題演目内に登場する平知盛の霊。平家一門の恨みを晴らすため、源義経と弁慶に襲いかかる怨霊の役柄です。同マスクシートにはこの２種類が封入されており、日本だけでなく海外でも人気を集めています。

「歌舞伎フェイスパック」の第2弾として、歌舞伎俳優市川染五郎氏が考案した、めでたい隈取をフェイスパックに仕上げた『歌舞伎フェイスパック 〜寿〜』を2014年12月12日(金)より発売する。

「一富士二鷹三茄子」をデザイン

歌舞伎俳優の市川染五郎さんが監修。たびたび正月公演で上演される「寿曽我対面（ことぶきそがのたいめん）」と「操り三番叟（あやつりさんばそう）」から、「むきみ隈」と「戯れ隈（ざれくま）」の隈取2種をシートにしました。「戯れ隈」には染五郎さんの発案で、縁起の良い「一富士二鷹三茄子」が取り入れられています。

立役。歌舞伎界でいま輝いている若手花形の一人。清新な美貌と若さに似合わぬ演技力で、古典歌舞伎の二枚目はもとより、家の芸の時代物の実事や敵役もいい。上方歌舞伎の和事にも積極的にとりくみ、珍しい『乳貰い』などの復活でも成果をあげてきた。そのほか『小笠原騒動』などの復活狂言、『三国一夜物語』などの新作まで、果敢に挑戦している。二枚目から実悪、色悪、女方までできる。舞踊も得意。『アマデウス』などの現代劇や、劇団☆新感線とのコラボレーションで話題になった『阿修羅城の瞳』『髑髏城の七人 アオドクロ』、映画『蝉しぐれ』など、歌舞伎以外でも幅広く大活躍している。

昭和48年１月８日生まれ。松本幸四郎の長男。54年３月歌舞伎座『侠客春雨傘』で三代目松本金太郎を名のり初舞台。56年10・11月、歌舞伎座『忠臣蔵』七段目の大星力弥ほかで七代目市川染五郎を襲名。平成６年４月歌舞伎座にて名題昇進。舞踊の松本流家元・松本錦升を兼ねる。