三戸なつめとTEMPURA KIDZが、12月12日（金）に東京・下北沢 GARDENにてツーマンライブ「なつめ天ぷら丼」を開催。会場には女子高生から子ども連れのママまで、幅広層の観客が集まり、充実ライブに満面の笑みを見せた。

10月21日に行われた三戸なつめ初となる主催ライブのフィナーレで、本人も巻き込んだサプライズ告知から約1カ月半。三戸とTEMPURA KIDZのメンバーがあたためてきた企画に楽曲を盛り込んだ、楽しくて賑やかなツーマンライブとなった。

昨日はなつめ天ぷら丼でした！来て頂いた皆さんありがとうこざいました！！キャベツ太郎食べましたか？

奈良県出身。1990年2月20日生まれ。ほんわかした雰囲気でまわりを和やかな空気に包み込む、笑顔が魅力の読者モデル。SEDAや、mina、古着Mixガールズといった青文字系雑誌を中心に関西圏を飛び出し全国区で活躍中。

2010年に関西で読者モデル活動を開始。2013年に上京してからは、1年足らずでレギュラー掲載雑誌多数!!その愛らしいキャラクターや笑顔は見ている人を油断させるほど。同世代の女子から多くの支持を集め、数々の青文字系雑誌の読者アンケートで好きな読者モデルNO1を獲得している。Twitterのフォロワー数は13万人を超え、2013年には、発売された自身初のセルフプロデュース本「なつめさん」は5万部を売り上げ大ヒット作となった。必殺技は中学生の時から変わらない、眉上バング！

10月21日に行われた三戸なつめ初となる主催ライブのフィナーレで、本人も巻き込んだサプライズ告知から約1カ月半。三戸とTEMPURA KIDZのメンバーがあたためてきた企画に楽曲を盛り込んだ、楽しくて賑やかなツーマンライブとなった。

開演の幕があがると、スクリーンにはお好み焼きを焼きながら決起集会に臨む三戸＆TEMPURA KIDZのメンバーが。と、同時にステージへと現れた三戸とTEMPURA KIDZがにこやかに登場、オープニングアクトはノリノリのコラボ曲を披露。歌とダンスで会場のテンションは一気に盛り上がる。

暗転を挟んで登場したのはTEMPURA KIDZ。ブラックライトに浮かび上がる５人がオープニングテーマでパワフルに躍動。メジャーデビューシングル『ストロボ』＆『ONE STEP』に突入すると、5人の熱が会場全体に伝播していく。
ライブ開始早々から大きな盛り上がりを見せたところでメンバー紹介＆MCへ。先日ミャンマーで行われた「HARAJUKU KAWAii in Myanmar by Japan Myanmar Pwe Taw」では、初ミャンマーに発見がたくさんあったようで「日本はこんなにも寒いのに、ミャンマーはなんと35度の猛暑！ 日焼けもしました!!」と“ミャンマー豆知識”を発表。会場から「USTREAMで見たよ！」と声が掛かると、メンバーたちは「嬉しい！」とにっこりしていた。

その後、ホーンセクションを効かせた『すいみん不足』、和の伝統的なメロディーにラップを融合させた『さくらさくら』を披露。5人のパフォーマンスが、ダンスナンバーへと見事に昇華させる。さらには、槇原敬之の名曲『どんなときも。』では、歌詞をそのまま表現したようなハイテンションでいて情感にあふれたパフォーマンスで魅了。弾けるような5人の表情と、指先までしなやかに魅せる表現力豊かなダンスは、観る者を思わず笑顔にしてしまうから不思議だ。

興奮冷めやらぬステージを後に幕があがると、いよいよクマさんバンドの面々に三戸なつめ…の等身大パネルが登場。「三戸なつめと思ったら、ボードやった〜ってなりました？ びっくりしました？」と、ベタなネタ振りで会場を一気に和ませるや“なつめ”ワールドへと引き込んでいく。曲の途中、アンプの音がいきなり途絶えてしまうトラブル（？）が発生。後で「音が途切れて、びっくりしちゃったー」と笑う三戸だったが、何事もなかったように弾き語りで聴かせていた。ファンにとっては貴重な瞬間を過ごせた一幕となった。

3曲目は、「もうすぐクリスマスでしょ？ だから恋愛の曲を歌いたいなと思ってこの曲を選びました。でも、生まれて初めて恋の曲をステージで歌うのでドキドキしますね〜」と少し照れながら、「みんなと一緒に踊れるように」と自分で考えてきた振付けを交えながら一曲歌い上げた。

ここで、「みなさんと対面形式での“なつめ質問コーナー”を今からやりたいと思います！」と質問コーナーをスタート。会場に集まった観客が書いた三戸への質問をステージで読み上げ、「一番欲しい物は？」「一番楽しい時は？」といったズバリ聞きたい質問から「なぜオンザ眉毛なの？」など、三戸のルーツや本性に迫る質問も飛び出した。
「怖いと思うことは？」との質問には「オバケ。これだけはホンマに怖いんです！」と即答。「ジェットコースターはけっこう大丈夫なんですが、お化け屋敷は入ったことないです…」と、意外な弱点（？）を明かしていた。

続いて、三戸が大好きなスナック菓子“キャベツ太郎”を題材にした歌を披露。かわいくて軽快なポップチューンで、曲の合間には肩から下げた大きなバッグにたくさん入ったキャベツ太郎を会場へ投げ入れてプレゼント！ 「このお菓子、みんなも好きかなあ。押し売りになってしまったみたいでごめんね」と謙遜すると会場からは「好きー」の声が。ひと安心した三戸は「ぜひ大事な人と食べてください！」とメッセージを添えた。

たくさんの歓声を前に、「今日はみんなの笑った顔が見れて、とても嬉しい！ やっぱりライブは楽しい！ これからも楽しいと思えることを伝えていきたいと思います！！」と今日一番のスマイルで観客に答えた三戸。オーディエンスに語りかけるように言葉を紡ぎながら歌うと、観客も思い思いのスタイルで三戸の笑顔に応える。そんな会場全体が一体になったような雰囲気はステージと観客席の距離をまるで感じさせない、三戸ならではのステージングだった。

そして最後にアンコールに応えるかたちで登場した三戸とTEMPURA KIDZ。「今日はクリスマスプレゼントを用意しました！」と、6人の手にはサイン入りのカラーボールが！ 「キャッチ出来た人にはサイン入りチェキをプレゼントします！」とプレゼントの波状攻撃に会場のボルテージは最高潮に。
クリスマスの予定について、「クリスマスイヴは越谷レイクタウンでライブします！」というTEMPURA KIDZに対し、「クリスマスだけなんかしらんけど、空いてるの」と寂しそうに語る三戸は「コタツで“キャベツのやつ”食べる（笑）」とクリスマスのプランをこっそり告白。そして「夢のような時間はあっという間でした」とファンとの時間を惜しむように最後のコラボ曲を披露。まさにてんこ盛りとなったライブを満面の笑顔で締めくくった。